仕事に対してやる気がなくなってきてしまうと、その理由が何であったとしても自分に適性がないのではないかと疑うことになりがちです。
憧れの気持ちを抱いて看護師になることを目指してきた人が、職場に出て数年が経過するとこのような悩みを持つようになることはよくあります。
自分の適性を疑うことは、多くの看護師が経験する関門の一つだという認識を持ちましょう。様々なトラブルがある職場なので、誰もが経験するものとも言えるほどに頻発する問題なのです。
そのまま働き続けていれば、自然とやはり自分にとって適職だったと感じるようになるのが一般的であり、時間が解決してくれます。
しかし、今すぐに解決する方法もあるので取り組んでみると良いでしょう。
それは、毎日行っている小さな作業に喜びを見出すように心がけることです。
たった一回の注射に対しても、それがいつも簡単にできる作業だと思ってしまうと面白みはなくなってしまいます。そのときに患者の様子を必ず観察し、痛みを伴わないように注射ができたかと確認する習慣を持ってみましょう。
最初のうちは当然のように確認していたかもしれませんが、慣れてくると忘れてしまう小さなことです。しかし、患者にとっては大きなことであり、痛みのない注射をしてくれれば腕が良い人という印象を持たれます。
それがやりがいにつながり、仕事に対して適性があると感じるようになるのです。このような心がけ次第で、適職という実感を持てるようになるのです。